今回は、小学校の算数の時間に勉強する面積の単位、ヘクタール(ha)とアール(a)について書いていきたいと思います。
面積の単位
面積の単位は次のように決められています。
- 1平方ミリメートル(1㎟)…1辺の長さが1mmの正方形の面積
- 1平方センチメートル(1㎠)…1辺の長さが1cmの正方形の面積
- 1平方メートル(1㎡)…1辺の長さが1mの正方形の面積
- 1平方キロメートル(1㎢)…1辺の長さが1kmの正方形の面積
- 1アール(1a)…1辺の長さが10mの正方形の面積
- 1ヘクタール(1ha)…1辺の長さが100mの正方形の面積
整理するとこのようになります。
- 1㎟ =1mm×1mm
- 1㎠=1cm×1cm=10mm×10mm=100㎟
- 1㎡=1m×1m=100cm×100cm=10000㎠
- 1㎢=1km×1km=1000m×1000m=1000000㎡=100ha
- 1a=10m×10m=100㎡
- 1ha=100m×100m=10000㎡=100a
1ヘクタール(ha)と1アール(a)とは?
1a(アール)と1ha(ヘクタール)という単位は普段の生活ではあまり使うことのない単位ですが、広い土地の面積を表すときに使うことがあります。
アールとヘクタールは『1ヘクタールは何アール?』のように算数の単位変換の問題で出ることもあります。(答え:100a)
そのようなときでも、1aは1辺が10mの正方形の面積、1haは1辺が100mの正方形の面積だと覚えておくと、戸惑うことがありません。
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単位変換の練習問題
では実際に単位変換の練習問題をいくつか解いてみましょう。
1km=1000m 1m=100cm 1cm=10mm
1a=10m×10m=100㎡ 1ha=100m×100m=10000㎡=100a
慣れるまではゆっくりでいいので、これらを確認しながら解いていくと間違えずに解くことが出来ます。
次の面積を( )の中に書かれている単位で表しましょう。
(1)15㎠(㎟)
1㎠=1cm×1cm=10mm×10mm=100㎟なので、
15㎠=1㎠×15=100㎟×15=1500㎟ となります。
答え 1500㎟
(2)30㎡(㎢ )
1㎢=1km×1km=1000m×1000m=1000000㎡
1㎢=1000000㎡ の両辺を同じ数1000000で割ると
0.000001㎢=1㎡ なので 30㎡=0.000001㎢×30=0.00003㎢ となります。
答え 0.00003㎢
(3)480㎡ (㎠)
1㎡=100cm×100cm=10000㎠なので
480㎡=1㎡×480=10000㎠×480=4800000㎠となります。
答え 4800000㎠
(4)3.8a(㎡)
1a=10m×10m=100㎡ なので
3.8a=100㎡×3.8=380㎡となります。
答え 380㎡
(5)236a( ha)
100a=1haなので
236a=100a×2.36=1ha×2.36=2.36haとなります。
答え 2.36ha
(6)0.3㎢(ha)
1ha=100m×100m=10000㎡
1㎢=1000m×1000m=1000000㎡という関係から
1㎢=100haとわかります
この両辺を10で割ると、0.1㎢=10ha
0.3㎢=30haとなります。
答え 30ha
(7)562㎡(ha)
1ha=100m×100m=10000㎡
1ha=10000㎡の両辺を100で割ると
0.01ha=100㎡
よって、562㎡=100㎡×5.62=0.01ha×5.62=0.0562haとなります。
答え 0.0562ha
まとめ
今回は面積の単位、ヘクタールとアールについて書きました。
単位変換の問題はややこしく、慣れるまではお子さんたちも小数点の位置やゼロの数を間違えることが多いと思います。
特にアールとヘクタールは普段の生活で馴染みのない単位なので、苦手意識を持つお子さんもいらっしゃるかもしれません。
ただ、こういった問題こそテストのときに差が出やすいので、自分のものに出来るように繰り返し繰り返し練習していくことが大切だと思います。
今回紹介したこれらの問題を参考に、親子で問題を作り、お互いに問題を出し合ってみるのも楽しいと思います。
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