博物館・ミュージアムといった施設は一度行くと満足することが多いですが、フォッサマグナミュージアムはこれまで何度も訪れているにも関わらず、飽きるということがありません。
今回は、大人から子供まで楽しめるフォッサマグナミュージアムの魅力を紹介したいと思います。
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フォッサマグナミュージアムってどんな施設?
フォッサマグナミュージアムは平成6年(1994年)に開館した石の博物館。
平成27年には展示内容がリニューアルされました。
見どころはたくさんありますが、その1つは糸魚川と言えば有名な翡翠。
この翡翠の原石が多数展示されていること、もう1つは化石の発掘体験が出来ること、そして最後にもう1つ、石の鑑定をしていただけること。
この3つにあります。
このそれぞれについて紹介していきたいと思います。
翡翠の原石が展示
これらはフォッサマグナミュージアム内に展示されている大きな翡翠の原石です。
小滝川や青梅川のヒスイ峡で見つかったもので、人間がとても持ち上げることの出来ない大きさの原石。
それもそのはず。
最も大きな翡翠原石は7トンもあるそうです。
これらの石を見たときに、翡翠だとは気づかない方も多いのではないでしょうか。
私もフォッサマグナミュージアムで原石を見るまでは、翡翠と言えば鮮やかな緑色をイメージしていました。
翡翠の原石は、川の上流から中流、下流へと流されるうちに、小さくなっていきます。
このくらい鮮やかな緑色だと気づく方も多いと思いますが、なかなかこのような石は見つからないようです。
糸魚川近くのヒスイ海岸で翡翠探しをする場合は、探すときの参考に一度フォッサマグナミュージアムで本物の翡翠を見て行かれるといいでしょう。
化石の発掘体験が出来る
「化石の発掘がしてみたい。」
以前、子供にそう言われてどこに連れて行ったらいいのか困ったことがありました。
その後、偶然この施設を知ったのですが、フォッサマグナミュージアムは化石に興味のある方にもおすすめの施設です。
施設内には、先ほど紹介した翡翠だけでなく、日本や世界各地で発見された化石の展示もされています。
またフォッサマグナミュージアムの敷地内にある化石の谷では、化石の発掘体験も出来ます。
化石の発掘体験をする場合は、ミュージアム館内の受付で申し込みをします。
小学生以上が対象ですが、事故防止のため小学生は保護者同伴での採集となります。
料金は1人300円(2時間まで)。
化石の谷に入る場合には、入る方みなさんに料金がかかるようですのでご注意ください。
受付で申し込みをすると、 化石の採集体験に必要なハンマー・軍手・ゴーグルを貸していただけます。
これを持って、いざ化石の谷へ。
どれが化石なのかは初めての場合わかりにくいですが、申し込みをするときに丁寧に教えてくださるので安心です。
化石の谷では、これまで約3億年前のサンゴやコケムシなど様々な化石が出てきているようです。
化石の谷で採集した化石は、この後紹介する石の相談で、何の化石なのか1人5個まで見ていただくことが出来ます(学芸員の方がいるときのみ)。
持って帰ることも出来ますので、記念にもなりますね(限りあるものなので大量に持ち帰ることはもちろん出来ません)。
化石の谷は冬の期間および天候により閉鎖になることもあります。
詳しくはフォッサマグナミュージアムのホームページ等でご確認ください。
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石の相談が出来る
先ほど紹介した化石の谷で発掘した化石が何なのか知りたいとき、またヒスイ海岸で拾った石の種類について知りたいとき、そんなときに立ち寄るといいのがフォッサマグナミュージアム内で行っている石の相談です。
これは家族でヒスイ海岸へ行き、拾った石。
化石の谷で採集した石については1人5個までですが、このような場合には1人10個まで調べていただくことが出来ます。
みんなで拾ったものをまとめて調べていただきましたが、残念ながらこのときには翡翠は見つかりませんでした。
翡翠は見つかりませんでしたが、石の相談ではそれぞれの石の名前と特徴を教えていただけるので、次回探すときの参考になります。
このとき教えていただいたことを忘れないようにして、諦めずに探し続けていると、このように翡翠を見つけることが出来るかもしれません。
何度目かの挑戦でついに翡翠を見つけることが出来ました!
小さな翡翠ですが、これを見つけるまでにはものすごい時間と労力がかかっているので、一生の宝物になりました。
翡翠探しについてはまた改めて詳しく記事を書いてみようと思っていますので、楽しみにしていてくださいね。
お土産を買うなら
フォッサマグナミュージアムの見学後、お土産を買いたいときには、施設内にあるミュージアムショップへ。
ここでは鉱物や翡翠に関する専門書をはじめ、翡翠のストラップや勾玉、お菓子などが販売されています。
私たちがミュージアムショップへ行くと、つい買ってしまうのはこの飴。
マキノ式飴です。
1粒1粒がオブラートに包まれていて普通の飴よりもかなり大きいため、ちょっとびっくりしますがレトロな感じが気に入っています。
フォッサマグナミュージアムまでのアクセス
フォッサマグナミュージアムまでの行き方は次の通りです。
糸魚川方面から来る場合や北陸自動車道糸魚川ICで降りた場合は、国道148号線を長野方面に向かう途中に大野という交差点があるのでそこを左折(長野方面から来た場合は右折)します。
大きな交差点ではありませんが、この交差点にはフォッサマグナミュージアムの看板もあるので注意しながら行くと、見逃さずに済むと思います。
美山公園内にあるので、公園を目指しながら来てもいいですね。
フォッサマグナミュージアム
〒941-0056
📞025-553-1880
開館時間 9:00~16:30(17:00に閉館するまで見学可能)
休館日 12月~翌年2月の月曜日・祝日の翌日(3月~11月までは毎日開館)
12月28日~1月4日
※休館日・開館時間等については変更になることもありますので、お出かけになる際には直接施設にご確認のうえお出かけください。ホームページはこちら。
フォッサマグナミュージアムとあわせて周るなら?
せっかくなので、フォッサマグナミュージアムとあわせて周りたいスポットを紹介します。
道の駅 親不知ピアパーク
北陸自動車道親不知ICから車で約2分の場所にある、道の駅親不知ピアパーク。
この敷地内にあるレストピアでは、名物のたら汁やげんぎょ丼といった地元ならではの料理を味わうことが出来ます。
こちらはげんぎょ丼。
このげんぎょと呼ばれる魚の正式名称はノロゲンゲと言い、深海に生息する魚のようです。
まだ食べたことはありませんが、ひすいラーメンも気になります。
また親不知ピアパーク内にある別の施設、翡翠ふるさと館にはこのような巨大な翡翠の原石が展示されています。
重さは何と102トン!
天井にまで届きそうな勢いです。
見応えのある原石。
目の前に広がる日本海の景色も大変素晴らしく、ぜひフォッサマグナミュージアムとあわせてまわりたい施設です。
親不知ピアパークの場所はこちらになります。
道の駅 親不知ピアパーク
📞025-561-7288
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