小学校や学習塾で行う算数のテスト。
子供が持ち帰った答案を見て、もったいないなと思うことがあります。
それは、簡単な計算問題でのケアレスミス。
いつもよりもテストの点数が低いとき、「原因は何だろう?」と子供と一緒に見直しをしてみると、計算ミスが原因になっていることが多いんです。
テストのはじめの段階でよく登場する計算問題。
ここで「ええーっ??」というミスをすることもありますが、応用問題でも同じようなことが起きることがあります。
式は書けているのに、途中計算でどういう訳か計算ミス。
捻ってある問題であればあるほど「後は計算だけだったのに~。」と、子供と一緒に悔しい気持ちになるんですね。
式だけでも立てることが出来たので、そういうときにはよく褒めていますが、次にまた同じミスをしないようにするには計算力を鍛えた方が良さそうです。
計算は算数の基本。
分数での計算ミスも元をたどればもっと前の段階である、たし算・ひき算・かけ算・割り算が正確に出来ていないことが原因。
小学生の今のうちに、基本に戻って計算力のトレーニングをしてみることにしました。
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使用する計算ドリルは?
計算力を鍛えるのに選んだドリルは、くりかえし練習帳シリーズの学年別100マス。
このシリーズは学年にあった内容のマス計算になっていて、例えば小学6年生だと、たし算・ひき算・かけ算の100マス計算がそれぞれ8日分あり、100わり計算へと続いています。
わり算だけは100マス計算ではなく、1枚に30問ずつの問題が出ています。
たし算・ひき算・かけ算は1枚につき100問解いている計算になりますが(レベルが上がると1枚に2つの100マス計算が出てくることもあるので200問解く日も)、わり算は1枚で30問。
そのようなこともあってか、ドリル全体の量でみるとわり算が占めるページ数は全体の半分を超えていました。
計算力を鍛えるには継続することも大事?
私は子供の頃そろばんを習っていましたが、計算の能力が上がったのはそろばん塾がお休みの日でも自宅で練習を続けていた時期でした。
逆に伸び悩んだ時期というのは、時間が取れず、練習量が減ったとき。
このような経験から、短い時間でも出来るだけ毎日繰り返し行うことで、力はつき、それが自分の自信にもなるのではないかと考えています。
時間を意識しながらも正確に解く練習
100マス計算のいいところは、毎回タイムを計って計算を行うところです。
何回かドリルを解くうちに、1枚を解くのにかかるスピードがわかってくるので、慣れてきたら解き始める前に目標のタイムを決めて行うようにします。
時間を意識しながら計算を行うことで集中力もつき、短い時間で正確に解けるようになるのではないかと期待しています。
時間を計る・繰り返し練習するという点では、そろばんの練習に似ているところもありますね。
100マス計算のやり方
100マス計算のやり方は、簡単です。
表の中の左上と右上の端の部分に、+または-、×の符号が書かれているので、+だったらたし算、−ならひき算、×ならかけ算を行います。
右利きのお子さんは表の左から、左利きのお子さんは表の右側からはじめ、マスの縦軸の数字と横軸の数字がぶつかったところにその2つの数字から計算した答えを記入します。
表の見方に慣れるまでは時間がかかったり間違いもあるかもしれませんが、慣れてくるとスピードはあがり間違いも減るようになります。
意外なことにたし算に時間がかかっていた?
たし算・ひき算・かけ算・わり算の順番に小学校では習っていくので、四則計算の中でも上の学年で習う、かけ算やわり算の方が子供にとっては練習が必要なのかと思っていました。
何となく、上の学年で習うものの方が難しそうな気がしたんですね。
ところが100マスのドリルを初めて解いた日に驚いたのは、たし算とかけ算にかかるスピードの差。
かけ算が1分37秒に対し、たし算が2分7秒。
かけ算とたし算では、30秒の差がありました。
この日は続けて2枚行い、かけ算→たし算の順番に行ったので、もしかすると100マスかけ算に慣れたところで100マスたし算を行ったせいかもしれません。
まだ始めたばかりなのでこれから注意して見ていこうと思いますが、同じ計算でももしかすると『かけ算は得意だけどたし算・ひき算には時間がかかる』とか『たし算・ひき算は得意だけどかけ算・わり算は苦手』など、子供の中でも得意不得意があるかもしれません。
苦手な計算がある場合は、得意な計算の練習を減らし、その分そちらの練習時間に回してあげてもいいですね。
1枚のドリルにかかる時間は学年やお子さんにより様々だと思いますが、人と比べるよりは、続けるうちに自分の中でどれだけの変化があるのかを楽しみに行ってみるのがおすすめです。
100マス計算で子供のケアレスミスが少しでも減り、計算力が上がると嬉しいです。
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