今回は小学校の算数で学ぶ、重さの単位変換について勉強します。
長さの単位変換についてはこちらをどうぞ。
単位変換とは?
重さを表す単位には『t(トン)』、『kg(キログラム)』、『g(グラム)』、『mg(ミリグラム)』があります。
生まれたばかりの人間の赤ちゃんの体重はおよそ3000gと言われていますが、3000gは『kg』で言いかえると「3kg」になります。
このように同じ重さのものを違う単位に置きかえる勉強を、重さの単位変換(たんいへんかん)では行います。
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1トンは何キログラム?
重さの単位変換をするうえで覚えておきたいのは次の3つ。
1t=1000kg
1kg=1000g
1g=1000mg
これらは基本なのでがんばって覚えましょう。
表にすると次のようになります。
たてに並んでいるところは、等しい関係になっています。
たとえば黄色の列を見ると「0.001t=1kg=1000g=1000000g」であることがわかります。
また黄色の列を左にいくと10倍、100倍、1000倍に、黄色の列を右にいくと10分の1、100分の1、1000分の1になっていて、他の列も同じようにたてに並んでいるところは等しい関係になっています。
この表を使うと、単位変換が簡単になります。
たとえば「0.3tは何kgか?」と聞かれたとき、黄色の列よりも左に2つ目の列を見ると
「0.1t=100Kg=100000g=100000000mg」なので
0.3t=0.1t×3=100Kg×3=300Kg
と答えることができます。
また「50gは何kgか?」と聞かれても、右から2つめの列を見ると
「0.00001t=0.01kg=10g=10000mg」なので
50g=10g×5=0.01kg×5=0.05kg
とわかります。
表を覚えるときは全部覚えようとすると大変なので、覚えやすい列を1つ覚えるのがおすすめです。
その列を10倍、100倍、1000倍、もしくは10分の1、100分の1、1000分の1にすることで他の列の数字は出ますので、1つの列から表を書けるようにしておくと役立ちます。
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単位変換(重さ)の問題練習
では実際に単位変換の問題練習をしていきたいと思います。
問題①
次の重さを( )の中に書いてある単位で表しましょう。
(1)60g(mg)
(2)0.25t(kg)
(3)327kg(t)
(1)60gを「mg」にする問題です。
60g=10g×6であることから、単位変換表の黄色の列を見ると
60g=10g×6=10000mg×6=60000mg であることがわかります。
よって、答えは「60000mg」となります。
答え 60000mg
(2)0.25tを「kg」にする問題です。
ここで0.25t=0.01t×25であることから、単位変換表の黄色の列を見ると
0.25t=0.01t×25=10Kg×25=250Kgであることがわかります。
よって、答えは「250Kg」となります。
答え 250Kg
(3)327Kgを「t」にする問題です。
ここで327Kg=1Kg×327であることから、単位変換表の黄色の列を見ると
327Kg=1Kg×327=0.001t×327=0.327tであることがわかります。
よって、答えは「0.327t」となります。
答え 0.327t
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問題②
次の重さを( )の中に書いてある単位で表しましょう。
(1)18000mg(kg)
(2)4.3kg(g)
(3)8.05t(g)
(1)18000mgを「Kg」にする問題です。
ここで18000mg=1000mg×18であることから、単位変換表の黄色の列を見ると
18000mg=1000mg×18=0.001kg×18=0.018kgであることがわかります。
よって、答えは「0.018kg」となります。
答え 0.018kg
(2)4.3Kgを「g」にする問題です。
ここで4.3Kg=0.1Kg×43であることから、単位変換表の黄色の列を見ると
4.3Kg=0.1Kg×43=100g×43=4300gであることがわかります。
よって、答えは「4300g」となります。
答え 4300g
(3)8.05tを「g」にする問題です。
ここで8.05t=0.01t×805であることから、単位変換表の黄色の列を見ると
8.05t=0.01t×805=10000g×805=8050000gであることがわかります。
よって、答えは「8050000g」となります。
答え 8050000g
問題③
次の計算をし( )の中に書いてある単位で表しましょう。
(1)20.3kg+856g(g)
(2)67kg+0.08t+5304g(g)
(3)1.89t-52kg-73000g(kg)
(1)20.3kg+856g(g)
「g」で答える問題なので、それぞれの単位を「g」にしてから計算をします。
単位変換表の黄色の列より、20.3kg=0.1kg×203=100g×203=20300g
よって、20.3kg+856g=20300g+856g=21156g
答え 21156g
(2)67kg+0.08t+5304g(g)
「g」で答える問題なので、それぞれの単位を「g」にしてから計算をします。
単位変換表の黄色の列より、67kg=1kg×67=1000g×67=67000g
また黄色の列よりも1つ左の列を見ると、0.08t=0.01t×8=10000g×8=80000g
よって、67kg+0.08t+5304g=67000g+80000g+5304g=152304g
答え 152304g
(3)1.89t-52kg-73000g(kg)
「kg」で答える問題なので、それぞれの単位を「kg」にしてから計算をします。
単位変換表の黄色の列より、1.89t=0.01t×189=10kg×189=1890kg
また黄色の列よりも1つ右の列を見ると、73000g=1000g×73=1kg×73=73Kg
よって、1.89t-52kg-73000g=1890kg-52kg-73Kg=1765kg
答え 1765kg
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