今回は重箱読み(じゅうばこよみ)・湯桶読み(ゆとうよみ)などの熟語の読み方について勉強したいと思います。
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熟語とは?
熟語(じゅくご)とは、2つ以上の漢字を組み合わせた言葉です。
2つの漢字からなる熟語(森林、学校、地方、宿題、縮小、白紙など)もあれば、3つの漢字からなる三字熟語(手加減、不器用、道案内、未知数など)、4つの漢字からなる四字熟語(賛否両論、大器晩成、一石二鳥など)などがあります。
熟語の読み方
二字熟語を読む場合、上の漢字と下の漢字をそれぞれ音読みするのか訓読みするのか調べてみると、次の4つに分けることができます。
音読み+音読み
上下ともに音読みで読みます。
「音読み+音読み」の熟語には、次のようなものがあります。
運動(うんどう)、学校(がっこう)、目次(もくじ)、移動(いどう)、事件(じけん)、社会(しゃかい)、図形(ずけい)、図画(ずが)
訓読み+訓読み
上下ともに訓読みで読みます。
「訓読み+訓読み」の熟語には、次のようなものがあります。
野原(のはら)、薬指(くすりゆび)、昔話(むかしばなし)、門松(かどまつ)、船旅(ふなたび)、黄色(きいろ)、雨音(あまおと)
重箱読み(音読み+訓読み)
「重箱(じゅうばこ)」の読み方のように上の漢字を音読み、下の漢字を訓読みで読みます。 重箱読みをする熟語には、次のようなものがあります。
新型 (しんがた)、台所(だいどころ)、役割(やくわり)、本物(ほんもの)
湯桶読み(訓読み+音読み)
「湯桶(ゆとう)」の読み方のように上の漢字を訓読み、下の漢字を音読みで読みます。 湯桶読みをする熟語には、次のようなものがあります。
荷物(にもつ)、身分(みぶん)、夕食(ゆうしょく)、合図(あいず)、手本(てほん)、場所(ばしょ)
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熟語の読み方に関する問題
では、熟語の読み方に関する問題を解いてみたいと思います。
問題①
次の熟語の読み方は、「音読み+音読み」、「訓読み+訓読み」、「重箱読み」、「湯桶読み」のうちのどれにあたるか答えましょう。
(1)麦茶 (2)宿題 (3)根元
(1)「麦茶」は「むぎちゃ」と読みます。
上の漢字は訓読み、下の漢字は音読みなので、訓読み+音読みの組み合わせである湯桶読みになります。
(2)「宿題」は「しゅくだい」と読みます。
上の漢字も下の漢字も音読みなので音読み+音読みの組み合わせになります。
(3)「根元」は「ねもと」と読みます。
上の漢字も下の漢字も訓読みなので、訓読み+訓読みの組み合わせになります。
答え (1)湯桶読み(訓読み+音読み) (2)音読み+音読み (3)訓読み+訓読み
問題②
次の熟語の読み方は、「音読み+音読み」、「訓読み+訓読み」、「重箱読み」、「湯桶読み」のうちのどれにあたるか答えましょう。
(1)氷水 (2)本箱 (3)着席 (4)丸太
(1)「氷水」は「こおりみず」と読みます。
上の漢字も下の漢字も訓読みなので、訓読み+訓読みの組み合わせになります。
(2)「本箱」は「ほんばこ」と読みます。
上の漢字は音読み、下の漢字は訓読みなので、音読み+訓読みの組み合わせである重箱読みになります。
(3)「着席」は「ちゃくせき」と読みます。
上の漢字も下の漢字も音読みなので音読み+音読みの組み合わせになります。
(4)「丸太」は「まるた」と読みます。
上の漢字は訓読み、下の漢字は音読みなので、訓読み+音読みの組み合わせである湯桶読みになります。
答え (1)訓読み+訓読み (2)重箱読み(音読み+訓読み) (3)音読み+音読み (4)湯桶読み(訓読み+音読み)
問題③
次の熟語を読みましょう。
(1)木綿 (2)絵画 (3)工夫 (4)田舎 (5)支度
答え (1)もめん (2)かいが (3)くふう (4)いなか (5)したく
問題④
次の熟語を読みましょう。
(1)思案 (2)類似 (3)成就 (4)境内 (5)問屋
答え (1)しあん (2)るいじ (3)じょうじゅ (4)けいだい (5)とんや
問題⑤
次の熟語を読みましょう。
(1)七夕 (2)家屋 (3)生糸 (4)家来 (5)発作
答え (1)たなばた (2)かおく (3)きいと (4)けらい (5)ほっさ
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