今回は算数の概数で勉強する四捨五入(ししゃごにゅう)のやり方について勉強し、実際に問題を解いていきたいと思います。
四捨五入とは?
細かい数字まで考えずにおおよその数で計算をするときに使うのが概数(がいすう)。
概数には、今回紹介する四捨五入以外に切り捨て・切り上げがあります。
その中でもよく使われるのが四捨五入。
概数を使って計算をする概算(がいさん)は、おおよそどれくらいの金額がかかるのか、どれくらいの人数が必要なのか…など、普段の生活でも使う機会の多い計算方法です。
スポンサードリンク
四捨五入のやり方
もとめる位の1つ下の位の数を見ます。
(例えば四捨五入をして10000の位までの概数を求めるときには1000の位を、1000の位までの概数にするときには100の位の数を見ます。)
その数が
4・3・2・1・0のときには、切り捨て
5・6・7・8・9のときには、切り上げます
四捨五入の問題
では実際に、四捨五入を使った問題を解いていきたいと思います。
問題①
次の数をそれぞれ四捨五入し、100の位までの概数にしましょう。
(1)647 (2)371 (3)899
(1)647
四捨五入をする場合は、もとめる位(この場合は100の位)の1つ下の位(この場合は10の位)の数字を見て、切り捨て・切り上げをします。
4・3・2・1・0 ⇒ 切り捨て
5・6・7・8・9 ⇒ 切り上げ
であるので、647の場合は切り捨てになります。
よって、答えは600となります。
答え 600
(2) 371
先ほどとやり方は同じです。
100の位までの概数にするので、その1つ下の位である10の位の数を見ます。
この場合、10の位の数は7なので切り上げになります。
よって、答えは400となります。
答え 400
(3)899
100の位までの概数にするので、その1つ下の位である10の位の数を見ます。
この場合、10の位の数は9なので切り上げになります。
よって、答えは900となります。
問題②
次の数をそれぞれ四捨五入し、1000の位までの概数にしましょう。
(1)58046 (2)67704 (3)199989
(1)58046
1000の位までの概数にするので、1000の位(この場合は8)の1つ下の位である100の位の数(この場合は0)を見て四捨五入をします。
4・3・2・1・0 ⇒ 切り捨て
5・6・7・8・9 ⇒ 切り上げ
であることから、この場合の『0』以下は切り捨てとなり、答えは58000となります。
答え 58000
(2) 67704
1000の位までの概数にするので、その1つ下の100の位の数を見て、5以上のときには切り上げをします。
この場合、100の位の数は7。
よって切り上げとなり、答えは68000となります。
答え 68000
(3)199989
1000の位までの概数にするので、100の位の数を見ます。
この場合、100の位の数は『9』なので切り上げとなります。
1000の位に1切り上がるので、答えは200000となります。
答え 200000
問題③
次の数を四捨五入し、上から3けたの概数にしましょう。
(1)47199 (2) 999099 (3)6024785
(1)47199
四捨五入をして上から3けたの概数にするには、上から4けた目の数字を四捨五入します。
この場合、上の位から数えて4けた目の数字は『9』。
4・3・2・1・0 ⇒ 切り捨て
5・6・7・8・9 ⇒ 切り上げ
であることから4けた目の数字『9』を切り上げ、答えは47200となります。
答え 47200
(2)999099
上から3けたの概数にするので、上から4けた目の数字を四捨五入します。
この場合、上から4けた目は『0』なので切り捨てとなり、答えは999000となります。
答え 999000
(3)6024785
上から4けた目の数字は『4』であることから、四捨五入するとこの場合は切り捨てとなります。
よって、答えは6020000。
答え 6020000
~算数の概数に関する記事~
スポンサーリンク
こちらもどうぞ。