夏休みが終わろうとする頃に、「どうしよう。」と頭を抱えたくなる宿題の1つが夏休みの自由研究。
ギリギリになるまで手をつけず、「もっと早くやっておけばよかった。」と後悔するお子さんも多い宿題ではないでしょうか?
今年は思い切って、この自由研究の宿題に早めに取り組んでみてはいかがでしょう。
時間や手間のかかる大きな宿題が終わっていると、残りの夏休みがのんびりとした気持ちで過ごせます。
今回は、夏休みの自由研究のテーマ選びとまとめ方について書いてみようと思います。
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自由研究のテーマを決めよう
お子さんの通われている学校で指定されたテーマがある場合はその中から、ない場合は自分たちで自由研究のテーマを決めることになります。
自分たちで自由研究のテーマを決める場合のポイントは、難しいことをしようと気負わないこと。
お子さん自身が日ごろから不思議に思っていることや、興味を持っていることはないか、聞いてみましょう。
自宅で飼育している動物や昆虫などの生きものがいる場合には、その生きものについて調べてみるという方法もあります。
またこの他にも、理科や社会の授業で習ったことやこれから習うことと結び付けたテーマにしてもいいですね。
例えば、近くの川に出掛けて水中の小さな生き物について調べてみる、植物のつくりについて調べてみる、雲と天気の関係について調べてみる…など。
このブログでも、これまで2つの自由研究のテーマを紹介してきました。
1つはセミの羽化の観察。
そしてもう1つは、なかなか見る機会のない蚕の飼育。
(ブログ名を『小学生の基礎からはじめる勉強法』から『こども時間』に変更しました。)
生きものの飼育や観察の自由研究は、1日で終わることは少ないですが、長く観察を続けるうちにちょっとした変化に気がつくようになり、その生きものに対する愛情がわいてくるようになります。
時間のある夏休みだからやってみたい自由研究。
健気に巣を作っていく、アリの巣づくりの様子を観察するのもおすすめです。
テーマがどうしても決まらないときには
夏休みの自由研究のテーマがどうしても決まらない場合には、書店に行くと自由研究のテーマを紹介したこのような書籍が数多く置いてあります。
この時期は借りたいという人が多いため、貸し出し中のこともありますが、図書館でも見つかることがありますので、参考に探してみてはいかがでしょう。

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時間をかけて取り組みたい自由研究ですが、ご家庭によっては自由研究にかけられる時間が限られていることもあると思います。
そのような場合は、テーマを選ぶ際に研究にどのくらいの日数がかかるのかも調べておくと安心ですね。
研究が終わってもそのあと研究内容をまとめる時間がかかりますので、時間に余裕を持って取り組める内容にすることも大切です。
自由研究をする際に注意したいこと
テーマが決まり、自由研究を始める際に気をつけたいことがあります。
それは研究内容にもよりますが、自由研究をする際には15分・30分・1時間など、一定の時間ごとに記録をしっかりととっておくことです。
このとき写真にも残しておくと、後でまとめる際に役に立ちます。
その日の日づけ・天気・時間・気温・目で見た様子など、それぞれの時間ごとに丁寧過ぎるくらいでいいので、後で見直したときにわかりやすいよう記録しておきましょう。
また自由研究を行っている最中は、できるだけ他のことははじめずに自由研究だけに集中しましょう。
他のことを始めてしまうと、自由研究中だということをうっかり忘れてしまい、研究の内容によってはまた始めからやり直しをすることにもなりかねません。
このようなことになると用意したものをもう一度作り直す必要が出たりして時間ももったいないので、気をつけるようにしましょう。
自由研究をまとめる際の用紙の選び方
自由研究が終わったところで研究した内容をまとめます。
研究内容については自分だけでなく他の人たちにも伝わりやすいよう、言葉だけでなく絵や写真、表やグラフなどを使い、模造紙や画用紙・スケッチブック等に簡潔にまとめていきます。
模造紙にする?画用紙にする?
お子さんの通われている学校からまとめ方の指定がある場合(例:『模造紙にまとめること』など)にはその通りにまとめます。
用紙の指定がない場合にはまわりの方の話を聞き、自由研究の宿題を提出後、児童の自由研究の結果を教室の壁に貼る場合には模造紙、机や棚などに並べて展示する場合には画用紙やスケッチブックを使ってまとめると見やすいです。
低学年のお子さんの場合、模造紙に書くのは思ったよりも大変なので、紙芝居風に画用紙に1枚1枚書いていく方法がおすすめです。
これならもし途中で失敗したとしても、失敗した1枚だけ書き直せばいいので、模造紙を使ったときのように全体に影響の出ることもありません。
どの用紙を使うかは、お子さんとも相談しながら決めるといいでしょう。
自由研究をまとめるのに必要な模造紙・画用紙・スケッチブック・油性ペンなどは文房具屋さんやホームセンター、100円ショップ等で探すと見つかります。
夏休み中のこの時期には、自由研究用の材料をまとめたコーナーを設けているお店もありますので注意して見てみましょう。
研究内容のまとめ方
自由研究のまとめ方の一例を紹介します。
模造紙や画用紙等に書く際には、学校における発表や掲示されることも考え、遠くからでも見やすいように大きめの丁寧な文字で書くようにしましょう。
面倒でも下書きをしてから清書をすると、仕上がりがきれいになります。
タイトル
どのような研究をしたのか、自分以外の人たちにも伝わりやすいよう、研究の内容に合ったタイトルをつけます。
研究のきっかけ(動機)
なぜこの研究をしようと思ったのか、きっかけとなった出来事を書いてみましょう。
研究の方法
どのような方法で研究を進めるのか、まとめます。
用意するもの
今回の自由研究で使用する道具や材料を書きます。
予想
研究をはじめる前に予想した考えを書きます。
結果
実際に研究した結果を、表やグラフを使いまとめます。
色を使ったり、時間ごとの変化を撮影した写真や絵も一緒に載せるとより伝わりやすくなります。
わかったこと
研究結果からわかったことを表やグラフから読みとりまとめます。
感想
自由研究全体の感想や反省点などをまとめます。
まとめ
今回は、夏休みの自由研究のテーマ選びと研究のまとめ方について書きました。
お子さんの自由研究の宿題の参考にどうぞ。
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