都道府県の位置や名前を覚えるだけでもひと苦労ですが、それに県庁所在地もとなると「すぐには覚えられない。」という小学生も多く、どうやって覚えさせたらいいのかと困っている方もいらっしゃると思います。
お子さんによって覚えることが得意な子もいれば苦手な子もいます。
わが家の子供もどちらかというと覚えるのは苦手。
それでも次のような方法を続けるうちに47都道府県の場所はもちろん、都道府県・県庁所在地ともに漢字で書けるようになりました。
最後は白地図に繰り返し書いて覚えましたが、その段階までどのように勉強していったのか。
今回は、わが家で実際に行った都道府県と県庁所在地の覚え方について紹介したいと思います。
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香川県の県庁所在地、言えますか?
「香川県の県庁所在地は?」
「群馬県の県庁所在地は?」
例えばの例ですが、こんな風に突然質問をされたら大人でも答えられないことってありますね。
テレビのクイズ番組を観ていても、街頭で質問されて答えに困っている方を見かけることがあります。
私も正直な話、子供と勉強し直すまでは自分の住んでいる都道府県に近い場所ならわかっても、遠い地方になればなるほど馴染みのない場所になればなるほど、思い出すのに時間がかかっていました。
大人でもこんな感じなので、子供たちが覚えるのに時間がかかるのは仕方のないこと。
(…そういう気持ちで子供の勉強につき合うとゆったりとした気持ちでいられると思います。)
せっかくの機会なので、自分たちももう一度一緒に覚えるつもりで取り組んでみるといいですね。
都道府県名の覚え方
ここからは実際にどのように覚えていったのか説明します。
地方ごとに覚える
わが家では都道府県を覚える際、都道府県を地方ごとに分けて1つずつ覚えていきました。
使った教材は、くもんの日本地図パズル 。
くもん出版から出されているパズルで、立体的になったピースが2種類ついています。
1種類目のピースは、東北地方・関東地方・中部地方などの地方ごと8つに色分けされた、各都道府県の形をした基本ピース。
このピースを使い、まずは1つの地方から制覇していきます。
私たちは1つしかないので簡単に覚えられる北海道地方から下の地方に向かって覚えていきましたが、どの地方から覚えるかは覚えやすいところからでいいと思います。
お子さんの好きな色のパズルからはじめてもいいですし、おじいちゃん・おばあちゃんの住んでいる地方というように馴染みのある地方からはじめてみてもいいですね。
いきなり日本全体を覚えようとすると難しいですが、地方ごとならお子さんの負担にもなりません。
日本地図パズルを使った地方ごとの覚え方はこんな感じです。
- 都道府県の名前を見ながら、まずはパズルを当てはめます(位置を覚える)。
- 都道府県の形や位置を覚え、簡単にパズルが出来るようになったら、次はパズルに書かれている都道府県名を指で隠し、「ここは何県?」というように都道府県名当てクイズをします。
- 都道府県の形や位置を見て、都道府県の名前がスラスラと出てくるようになったら、都道府県名を書いて覚えます。
新潟県の「潟」の字のように難しい漢字や、「岐阜県」「滋賀県」と言ったまだ学校でも習っていない漢字はすぐに書けないと思いますが、ここは根気よく時間をかけて覚えます。
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日本地図全体を覚える
8つの地方全部を覚えたら、もう1つのピースを使います。
2種類目の「発展ピース」は日本全体が同じ色をしていて、地方ごとの色分けがされていません。
これを使うと都道府県の名前やピースの形から位置がわかるのか、最終的な確認をするのに役立ちます。
発展ピースには目かくしシールもあるので、自信のあるお子さんは都道府県名の部分に目かくしシールを貼り、ピースの形だけで日本地図のパズルを完成させられるのか挑戦してみるのもいいですね。
最後はパズルの完成にかかる時間を計って、ゲーム感覚で記録に挑戦するのもおすすめ。
わが家では家族で誰が一番早くできるかという競争を何度かしましたが、やはり続けていると次第に早くなっていくもので、大人ともいい勝負になっていくんですね。
このように遊びを取り入れながら勉強すると、覚えやすいと思います。
わが家ではくもんのパズルを使いましたが、日本地図パズルを探してみると他にもiPhoneやiPadで出来るパズルゲームもありました。
興味のある方は試してみてはいかがでしょう。
プリントでテストする
都道府県の名前は地方ごとに覚えたときに書けるようにしてありますが、最後に日本地図を使い、しっかり覚えているかを確認します。
無料で利用できるこのようなプリントを使うと便利です。
テストをして、まだ書けない場所・覚えたけれど忘れてしまった場所があった場合はそこを特に練習しましょう。
県庁所在地の覚え方
県庁所在地は、歌で楽しく覚えます。
山形県の山形市、佐賀県の佐賀市のように県名と県庁所在地が同じところもあれば、栃木県の宇都宮市、三重県の津市、滋賀県の大津市のように都道府県名と県庁所在地の名前が違うところもありますが、歌で覚えてしまうと思い出せない時にもメロディーに乗って歌っているうちに自然に口から名前が出てきます。
このようにまずは県庁所在地の名前を覚え、それから漢字でも書けるように練習していくとスムーズに覚えられます。
最後に確認するときには先ほどのように無料で利用できるプリントを使うといいですね。
都道府県に興味を持つことが大切
どんな勉強もそうですが、まずは興味を持つことが大切。
都道府県名や県庁所在地の勉強をはじめるときには、興味を持つきっかけにNHKのEテレで放送されている子供向けの教育番組から見てみましょう。
日本の各都道府県の特徴を紹介していく「見えるぞ!ニッポン」は、1回の放送が15分。
時間が短いので飽きずに集中して見られます。
番組の最後に出てくる都道府県クイズでは、都道府県の形や特産品などからどこの都道府県か当てるのですが、これも家族みんなで誰が一番に当てられるか競争すると楽しいですよ。
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